初!離島に上陸!島民約180人の島、『中之島』に行ってきた!
28, January, 2019
皆さん!大変ご無沙汰しております!
色々と立て込んでおり、更新が途絶えていました。。。
さてさて、約1年の海外生活を終え、今現在は、日本へ帰ってきています!
4月からは遂に大学への復帰を控え、それまでに後3回、海外に行こうと模索中ですが、ほんとに行けるのやら。。。
海外の記事は、ラオスで止まってしまっていたかと思いますが、今回は先に書きたい記事がありまして、書かせてもらいます!
始めて日本のことを書くのかな??
タイトルにもあるように、
つい先日、鹿児島県にある『中之島』という島へ行ってきました!
主の目的はこの島にある『中之島小学校・中学校』でお話をさせてもらうこと!
実は、日本に帰国してから、海外のことを伝えながら、
「何か新しいチャレンジのきっかけ作り」になればと思い、
まだ数回ですが、児童や生徒・学生に、話をさせて頂いております。
あるご縁があり、今回はこの島の学校に行かせて頂くことができました。
そのご縁に関しては、後ほど書きます!
まずは、簡単に中之島についてご紹介させてください!
その中に、十島村という村があります。
中之島はその中で島の大きさ・人口ともに最大です!
とはいっても、人口約180人ほど。
島には高校はなく、小中学生も合わせて21人です!
さて、この村は、『十島村』と呼ばれていますが、有人島は7つだし、無人島と合わせると、12個。
どう数えても『10』にならないんですよね。
これには、色々と理由がありまして、
第2次世界大戦のときまでは、上にある三島村(当時は上三島)と合わさって十島村となっており、
有人島が10個だったそうです。
終戦後に北緯30度以南(十島村の口之島より南)がGHQの配下となり、昔の十島村は分断され、
日本へ返還後、現在のように、三島村と十島村に分かれたらしいです。
終戦後にGHQの配下になっていたのは、沖縄だけかと思っており、この島に行って初めて知った事実でした。
海外だけでなく、国内でも、やはり行ってみないと知らない事・知れない事ってあるんだな~と痛感しました。
本島から中之島まではフェリーで約7時間!
十島村を周るフェリーがこちらです!
久々の船旅でしたが、天候にも最高に恵まれたため、ほとんど揺れも無し!
船の中も快適で、とても気持ちの良い船旅でした!
ちなみに、このフェリーは2代目だそうで、1代目はなんと、フィリピンにいるそう(笑)
そうなんです!
僕とこの島の出会いは、フィリピンのセブで留学しているときだったのです!
以前にブログで、セブに留学をしていたことを書いたかと思うのですが、
その学校の同級生の中に、中之島小学校・中学校で先生をしている方がいらっしゃいました。
セブでの留学中に、その先生と仲良くなり、「是非、島や学校へ行ってみたい」というお話をしていました。
先生が、帰国後に校長先生と話してくださり、
学校の授業時間を頂き、僕が経験してきたことや感じたことを伝えさせて頂く場を頂戴しました!
ほんとに、出会いってどこに転がってるか分かりませんよね(笑)
まさか、セブでの出会いで、離島へ訪問できるなんて思ってもいませんでしたし!
ちなみにこの先生、1代目のフェリーがセブにいるということを聞いていたらしく、
どうにかして、そのフェリーが今、どのように頑張っているかを島の人たちに伝えたいと、
語学学校の授業の合間を縫って、セブのどの港にいるかもわからないフェリーを探しまわっていました!
結局みんながよく使う港にはフェリーはおらず、
その当時はドックいりしていたとのことで、先生、なんと現地のタクシーの運ちゃんに頼んで、
そのドックにまで行って、1代目に会ってきていました。
どんだけの行動力だよ!!!
僕の親とほとんど歳が変わらない先生ですが、その行動力と執念には頭が上がりませんでした。。。
島に帰ってから、1代目の現状などを島の方に伝えられたそうで、とても喜ばれていたそうです!
そんな島民から愛されるフェリーの2代目は、本島から十島村へ週2便出ています!
ちょうど、その先生が、中学3年生の受験のため、本島に来ていたので、鹿児島市内で合流することに。
この日の鹿児島はほんとに天気がよく、鹿児島港から桜島がとてもきれいに見えました!
フェリーの時間までは、しばし、お酒を飲みながら談笑したり、近況報告したり、翌日の授業の話をしたりと。。。
ここ最近、現役の教師の方と色々なお話をさせて頂くことが多いのですが、
今回もたくさんの楽しいお話を聞かせて頂くことができました!
特に、離島での教育というのは僕にとって、未知の世界だったので、最高の刺激になりました!
ちなみに、1枚目の写真は「ながらめ」という1枚貝なのですが、まるで鮑のような歯ごたえで、とてもおいしかったです!
フェリー出発は23時ごろ。
中之島への到着予定は、順調にいけば翌朝6時頃。
途中、十島村の中で最も北にある有人島の口之島に5時頃に寄港するので、
だいたいそこで目が覚めるよ~
とのことでした。
ただ、フェリーの中が快適すぎて爆睡してしまったため、中之島到着直前まで、ほぼ起きることもなく、寝ていました(笑)
この島には、飲食店もなければ、コンビニもない!(笑)
商店が1店だけあるのですが、ほとんど空いてないらしく、滞在中の食事は泊まっていた民宿が全て出してくださいました!
1日目の朝食だけ、写真を撮り忘れてしまったのですが、
食事、とても豪華!!!
朝食
昼食
夕食
味もとてもおいしくて。最高でした!
この旅館の名前は、『大喜旅館』!
女将さんたち、とても親切なうえに、先生の紹介だったということで、
僕のことまで「先生」と呼んでくださいました(笑)
先生とか呼ばれなれてないから、反応が難しいですよね(笑)
1日目の朝、島に到着後、少し部屋でゆっくりとし、朝食を食べた後、
島民で管理しているという温泉へ行くことへ!
この白い建物の中に温泉があります!
先ほどの地図を見てもらえればわかるように、この島は、台風の通り道で、被害が多い島。
この温泉も幾度となく、台風や高潮の被害を受けており、
そのたびに、島民が力を合わせて復旧しているらしいです!
島民の温泉だけでなく、島外からの人にも、この温泉でゆっくりしていってほしいという思いが温泉の中に書かれていました。
温泉の中はこんな感じ!
入浴料は無料です!
ただ、この温泉の管理のために、寄付を募っているようで、
たくさんの方が寄付をされていました。
僕も、気持ち程度の寄付だけして参りました。
元々、硫黄が有名な島らしく、温泉の前に行くと、
これぞ温泉!と言わんばかりの硫黄の香り!
さあ、早速温泉を堪能させてもらうことに!
温泉に到着した時は貸し切り状態。
思いっきり、この気持ちよさそうな温泉につかりこもうかと思ってましたが、
朝で身体が冷えていたのもあってか、
むちゃくちゃ熱い!!!
まじで、10分くらいは足先しかつかれんかった。。。
足先しかつかれん状態で悶えてたら、島のおじいちゃんが、温泉に入りに来られまして、
どした?熱いか?
外が寒いけん、身体が冷えとるけん、熱く感じるんやろう!
とか言いながら、おじいちゃん、すっと、つかっていきました。。。
それからも少し、つかるのを渋っていたら、
まだつかれんのか?
つかってみー
と、おじいちゃん。
ゆっくりと時間をかけながら、やっとこさ肩までつかれました!
そこからは、おじいちゃんと世間話。
島の生活などのお話を聞くことができました。
この島には、ガソリンスタンドもありません。
おじいちゃんはこの温泉まで車で来ているとのことでしたが、
ガソリンは大きなタンクが各家にあるらしいです!
家にガソリンタンクがあるって想像したことなかった(笑)
ただ、ガソリンがなくなった時には、本島からの船で持ってきてもらうように注文するしかないらしく
次のガソリンが来るまでに、長い時は、1ヶ月くらいかかるらしいです。。。
(昔は、1週間くらいで来ていたのだとか)
届く前にガソリン無くなったらどうするんですか?
と尋ねたところ
そりゃ~お互いに助け合いよ
隣の人に借りたり貸したり!
わしらはそうやって生活しとる!
なんとも心強いというか、本当の助け合いをしてきている人たちなんだな~
ここの島の人たちは!
としみじみと感じました。
その後も世間話をしながら温泉でのんびり。
おじいちゃん、色々な話を聞かせてくれてありがとうございました!
さてさて、少し長くなってしまったので、学校のことなどは次回に書きます!
次回と言ってもまただいぶ先だろ?
と思いの方!
期待を裏切ることになると思いますよ?(笑)
ではでは、次回をお楽しみに!